人材関連コラム
2026年06月23日

目次
Indeed PLUS(インディードプラス)とは、Indeedが持つAIのマッチング技術を活用し、リクルートが展開する複数の求人サイト(タウンワーク、リクナビNEXT等)の中から、その求人に最適な媒体へ自動で配信を行う求人配信プラットフォームのことです。
これまで、アルバイトを採用するなら「タウンワーク」、正社員なら「リクナビNEXT」と、担当者様が媒体を選んで発注していました。しかしIndeed PLUSでは、一つの求人原稿を「Airワーク 採用管理」などの連携ATS(採用管理システム)から投稿するだけで、AIが「この求人にはタウンワークのユーザーが合う」「この職種はリクナビNEXTの層に響く」と判断し、自動的に広告を出し分けます。
Indeed PLUSによる広域配信ネットワークの最大のメリットは、「日本の求職者の約7割(※リクルート調べ)」にリーチできる圧倒的な網羅性です。従来のIndeed単体では、自ら検索窓にキーワードを打ち込む「能動的な層」にしか届きませんでした。
しかしIndeed PLUSなら、タウンワークやリクナビNEXTを「なんとなく眺めている潜在層」に対しても、AIがマッチングを検知してあなたの求人を表示させることが可能になります。
なぜ今、リクルートはIndeed PLUSという仕組みへ舵を切ったのでしょうか。それは、求職者の仕事探しが「サイト単位」から「個人単位」へ変化したからです。
例えば、ある事務職の求職者は、月曜日はスマホでタウンワークを見ているかもしれません。しかし火曜日には、Indeedで「事務 在宅」と検索しているかもしれません。Indeed PLUSは、求職者によるデバイスを跨いだ横断的な行動データをリクルートIDなどの情報を元に追跡します。媒体という「箱」ではなく、ユーザーという「人」を追いかけるため、担当者様が「どの媒体に出すべきか」と頭を悩ませる必要がなくなるのです。
ワンポイント!
『媒体を選ばなくていい』というのは、裏を返せば『AIに配信先を委ねる』ということです。ここで注意が必要なのは、AIは『あなたの会社の都合』ではなく、『求職者のクリック率』を優先する点です。例えば、社風を伝えたいのに、AIが給与条件だけでマッチングを判断してしまうリスクもあります。AI任せにするのではなく、AIに『正しいターゲット』を教え込むための原稿設計が、これまで以上に重要になっています。
従来のIndeed運用とIndeed PLUSでは、管理画面の使い勝手から料金の発生ポイントまで、大きく異なります。以下の比較表で、その決定的な違いを確認しましょう。
比較表: 従来のIndeedとIndeed PLUSの決定的な違い
| 比較項目 | 従来のIndeed(直接投稿) | Indeed PLUS(ATS連携) |
|---|---|---|
| 配信先媒体 | Indeedのみ | Indeed, タウンワーク, リクナビNEXT, 他Indeed PLUS連携求人サイト |
| 掲載管理ツール | Indeed管理画面 | Airワーク 採用管理 などの連携ATS |
| 料金体系 | クリック課金(Indeed内のみ) | クリック課金(配信先すべての合算) |
| ターゲット層 | キーワード検索を行う能動層 | 検索層 + 各媒体の回遊層(潜在層) |
| 原稿の修正 | Indeed上でのみ反映 | ATSで修正すれば全配信先に一括反映 |
| マッチング精度 | キーワードの一致重視 | AIによる行動データ・履歴との照合 |
配信される媒体の具体例とユーザー層
Indeed PLUSによって、以下のような媒体へ自動配信が行われます。
タウンワーク: 主に地元のアルバイト・パート層。10代〜50代まで幅広い。
リクナビNEXT: 正社員志向の強い若手〜中堅層。
とらばーゆ: 女性の転職に特化したユーザー層。
はたらいく: 地元の中小企業で働きたい、地域密着型のユーザー層。
これらすべての媒体に、「一つの予算」「一つの原稿」でアプローチできるのがIndeed PLUSの真骨頂です。
ここが、株式会社ヒューマンワークが提唱する最も重要なポイントです。Indeed PLUSを導入しても「応募が来ない」「ターゲットが違う」と嘆く企業には、ある共通した原因があります。それが「原稿の矛盾」です。
例えば、タウンワークに載ることを想定して「アットホームな職場です!」という親しみやすさ全開の原稿を書いたとします。しかし、同じ原稿がリクナビNEXTに配信された際、キャリアアップを狙う正社員層にはその表現が「緩すぎて頼りない」と映ってしまうかもしれません。
【解決策】Indeed PLUS専用の「原稿資産」構築
複数の媒体にまたがって配信されるIndeed PLUSでは、特定の媒体のカラーに染まりすぎない「ハイブリッド型の原稿設計」が求められます。
1.職種名は「具体的かつ検索性」を重視: 「笑顔で接客」のような抽象的な表現はNGです。「カフェのホールスタッフ」のように、どの媒体でも検索されるキーワードを盛り込みます。
2.構造化データを意識した記述: AI(Indeed PLUSのアルゴリズム)は、文章の中から「勤務地」「給与」「勤務時間」を自動で抽出します。箇条書きを多用し、AIが正確に情報を読み取れる形式で記述することが、配信精度を高める近道です。
3.ターゲットごとの「フック」を共存させる: 「安定して稼ぎたい方向け(正社員層への訴求)」と「家事の合間に働きたい方向け(パート層への訴求)」の両方のメリットを、セクションを分けて記述します。
ワンポイント!
現場でよくある失敗が、職種名を盛りすぎてしまうこと。『★駅チカ★高時給1500円!未経験から始める一般事務』といったタイトルは、Indeedの検索には強いですが、タウンワークなどの他媒体では『不自然な広告』としてAIに弾かれたり、求職者に警戒されたりするケースがあります。まずは『一般事務』という核を外さず、サブキーワードで魅力を補完する。このバランスが、Indeed PLUS時代の新常識です。
Indeed PLUSを始めるには、単にIndeedにお金を払うだけでは不十分です。最新の予算管理ロジックを含め、以下の3ステップを確実に踏んでください。
Indeed PLUSは、専用のシステムを介して求人を投稿する必要があります。最も一般的なのが、リクルートが提供する「Airワーク 採用管理(バージョン2.0以降)」です。
※注意:既にAirワークを利用中の企業でも、バージョン1.0のままだとIndeed PLUSが起動しないトラブルが多発しています。 必ず最新バージョンへの切り替えが完了しているか確認してください。
従来のIndeed運用のように「1日の上限」を細かく気にする必要はありません。Indeed PLUSでは、あらかじめ設定した「期間指定予算」(例:1ヶ月で10万円)をチャージします。AIの「ペーシング機能」が掲載期間に合わせて自動でペース配分を行うため、意図しない早期の予算消化を防ぎ、計画的な運用が可能になりました。これにより、担当者様の管理工数は劇的に削減されます。
掲載が始まったら、ATSの管理画面で「どの媒体で」「どのくらいクリックされ」「どのくらい応募が来たか」を確認してください。データに基づいた改善は、あなたの採用担当者としての社内評価(プロとしての自信)を劇的に高めるはずです。
導入すべき企業のチェックリスト
| 導入を推奨する企業 | 慎重に検討すべき企業 |
|---|---|
| 多様な職種(正社員・パート)を募集している | 特定の極めてニッチな専門職のみを募集している |
| 予算管理の工数を削減し、AIに任せたい | 掲載媒体を1ミリも変えたくない(こだわりが強い) |
| 潜在層(まだ検索していない層)へ広げたい | Airワーク等のATSを一切使いたくない |
A.はい、AIが「効果がある」と判断した媒体には自動で配信されます。ただし、配信先をこちらで「オフ」にすることは原則できません。そのため、どの媒体に載っても質の高い「ハイブリッド型原稿」を用意することが不可欠です。
A.はい、大丈夫です。現在のシステムは「期間指定予算」での運用がスタンダードです。AIが期間全体を見越して最適なペースで予算を消化するため、特定の日だけ異常に高騰するといったリスクは極めて低くなっています。
A.ジョブオプなどのリクルート製品に加え、順次、他社製ATSとの連携も拡大しています。自社で使用しているツールが対応しているかは、ヒューマンワークまでお気軽にお問い合わせください。
Indeed PLUSの登場は、採用担当者にとって「媒体選び」や「細かい予算調整」という重荷をAIが肩代わりしてくれる大きなチャンスです。しかし、その恩恵を預かるためには、AIというエンジンに注ぐ「燃料(=求人原稿)」の質を磨き上げなければなりません。
「自社の求人はIndeed PLUSに向いているのか?」「Airワークの設定はどうすればいい?」
そんな不安をお持ちの方は、ぜひ一度、ヒューマンワークへご相談ください。最新のアルゴリズム解析に基づいた、貴社専用の「勝てる運用戦略」を無料で診断いたします。
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