COLUMN

人材関連コラム

2026年06月26日

リクナビ攻略|製造業の採用予算を最適化する「運用型・全学年統合プラットフォーム」活用術

リクナビ攻略|製造業の採用予算を最適化する「運用型・全学年統合プラットフォーム」活用術

目次

  1. 変化の背景:リクナビが「全学年統合・運用型」へ刷新した理由
  2. 運用戦略:製造業こそ「コース単位掲載」で採用単価を下げる
  3. 徹底比較:新生リクナビとマイナビ2027の違いと予算策定
  4. 実務の不安解消:予算上限設定とAirワーク連携の仕組み
  5. まとめ

変化の背景:リクナビが「全学年統合・運用型」へ刷新した理由

リクナビが従来の「年度ごとの掲載型モデル」から「運用型広告モデル」へ舵を切った背景には、学生の価値観の変化と、プラットフォームとしての競争力強化という2つの側面があります。

学生の「タイパ重視」と配属不安の解消 

現在の就職活動において、学生は企業の知名度よりも「具体的にどの職種で、どこで働くか」を重視する傾向が強まっています。 いわゆる「配属ガチャ」への不安を避け、効率的に情報を収集したいという学生のニーズに応えるため、詳細なコース別情報が重要視されています。 

したいという学生のニーズに応えるため、詳細なコース別情報が重要視されています。

変化の項目 以前の傾向 リクナビ(新体制)以降の傾向
企業選びの軸 企業の知名度・安定性 職種の内容・勤務地の確定
情報の消費 網羅的な情報をじっくり読む 必要な情報だけ効率よく得る(タイパ重視)
求める精度 会社全体の雰囲気を知りたい 自分に合う仕事か見極めたい

全学年統合プラットフォームの活用 

リクナビは2026年卒向けより、就活生だけでなく12年生の低学年層も同一のプラットフォームを利用する「全学年統合型」へと移行しています。 この仕組みにより、企業は3月の就活解禁を待たず、早い段階から自社の魅力を学生に伝えることが可能です。 

●大手との競合回避: 解禁直後の激しい獲得競争を避けられる。
●長期的な関係構築: 低学年層へ向けたキャリア形成支援(インターン等)を通じた接触が可能。
●認知度の早期獲得: BtoB製造業でも早い段階から学生に存在を知ってもらえる。 

この早期接触は、解禁後に知名度で勝る大手企業に学生を奪われるリスクを減らし、余裕を持った採用活動へとつながります。 

運用戦略:製造業こそ「コース単位掲載」で採用単価を下げる

新生リクナビの運用型モデルでは、企業単位ではなく「コース(職種・勤務地)単位」で原稿を掲載し、それぞれに予算を割り振る運用が基本となります。 この考え方を活用し、製造業の採用単価(CPA)を最適化する戦略を解説します。 

 ※具体的な掲載単位や予算設定の詳細は、契約形態により異なるため公式案内をご確認ください。

職種ごとに予算を最適化するメリット 

これまでは全職種を一つの予算枠で募集していましたが、今後は職種ごとの採用難易度に応じて、投資の強弱を柔軟につけることが可能です。 

●技術職コース(高単価): 採用難易度が高いため、クリック単価(入札価格)を上げて露出を最大化する。
●事務職コース(低単価): 自然と人が集まりやすいため、単価を抑えて無駄なコストを削減する。
●特定技能コース: ニッチな層へ届くよう、専門的な訴求で「狙い撃ち」する。 

このように予算を「分散」ではなく「集中」させることで、本当に欲しい人材への到達率が高まります。

無駄クリックを防ぐ原稿作成のポイント 

クリック課金モデル(CPC)では、ターゲット外の学生にクリックされると予算が浪費されます。 無駄なコストを抑えるためには、原稿の冒頭でターゲットを明確に「絞り込む」技術が求められます。 

新生リクナビ: 二つの独立した予算枠(技術職 70万円 / 事務職 30万円)。本当に欲しい層への露出を確実にコントロールできている状態。 

無駄クリックを防ぐチェックリスト
●見出し: 「〇〇の技術を極めたい方へ」など、対象を限定する言葉を入れる。
●条件明示: 勤務地や必須スキルを冒頭に配置し、対象外の学生によるクリックを抑制する。
●定期改善: クリック率が高いのに応募が少ない場合、原稿内容を即座に修正する。

徹底比較:新生リクナビとマイナビ2027の違いと予算策定

社内説明においては、リクナビの「無駄を省ける仕組み」とマイナビ2027の「予算が読みやすい仕組み」を正しく比較し、自社に適した媒体を選ぶ根拠が必要です。

リクナビとマイナビ2027の決定的な違い 

リクナビ(運用型・全学年統合)とマイナビ2027(掲載型・年度別)は、課金形態そのものが異なります。 自社の採用人数や職種数に合わせて使い分けることが重要です。

比較項目 リクナビ(運用型) マイナビ2027(掲載型)
課金形態 クリック課金(CPC) 掲載課金(定額)
予算管理 上限設定(キャップ)が可能 契約時の固定金額
掲載単位 コース(職種)単位 企業単位(基本)
主なメリット 職種ごとの投資配分を調整しやすい 露出が一定で予算の見通しが立てやすい

製造業をモデルとした予算シミュレーション例 

従業員150名規模の製造業が、技術職3名・事務職1名を採用する場合の例です。 

●技術職コース: 80万円(1クリック100円想定で8,000クリックを確保)
●事務職コース: 20万円(1クリック50円想定で4,000クリックを確保)
●予備費: 20万円(採用難航時の追加露出用) 

合計予算: 120万円
※クリック単価は想定値であり、実際の競合状況により変動します。 掲載型での一律募集に比べ、リクナビでは職種ごとの必要数に応じた最適な予算設定が可能です。 

実務の不安解消:予算上限設定とAirワーク連携の仕組み

採用担当者が抱きやすい「予算超過」と「工数増加」への懸念を解消する仕組みについて解説します。

予算上限設定によるコスト高騰リスクの回避 

クリック課金への移行に伴い、予算を使いすぎてしまう懸念を持つ方も多いですが、運用型広告では予算上限を設定して運用することが一般的です。 

●予算上限の設定: 月間の上限をあらかじめ設定し、想定外の出費を抑える。
●露出の調整: 上限に近づくと露出が抑制され、計画的な予算消化につながる。
●予算の見通し: 定額掲載時と同様に、決められた予算の範囲内で成果を狙える。

Airワーク 採用管理との連携による工数削減 

リクナビと「Airワーク 採用管理」を連携させることで、職種別のコース原稿作成にかかる工数の削減が期待できます。 ※連携の詳細は公式案内での確認が必要ですが、一般的には以下のメリットが想定されます。 

●情報連携の効率化: リクナビで作成した募集コースを自社採用サイトへ反映でき、情報の二重管理を軽減。
●応募者管理の集約: 応募者情報をATS(採用管理システム)に集約し、選考や連絡を効率化。
●設定の簡略化: 企業単位の基本情報は一度の入力で済み、コースごとの差分のみを作成可能。

まとめ

リクナビの刷新は、新卒採用を「掲載して待つ」形から「運用して最適化する」形へと進化させるものです。 

1.コース単位掲載の活用により、職種ごとの戦略的な予算配分が可能。
2.
予算上限設定の活用により、コスト超過リスクを適切にコントロール。
3.Airワーク 採用管理との連携により、原稿作成や対応工数を削減。 

仕組みが大きく変わる時期は、いち早く新しい運用手法を取り入れることで、採用活動を有利に進めるチャンスです。 

ヒューマンワークでは、製造業の特性に合わせたリクナビの予算シミュレーションや、最適なコース設計の支援を行っております。 「自社の職種ならどの程度の予算が適切か」「マイナビとどちらが自社に合うのか」など、具体的な判断材料が必要な方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

刻々と変わる求人媒体の仕様やアルゴリズムを追い続けるのは、プロの領域です。最新のトレンドに基づいた最適な媒体選定と設定で、御社の求人を『埋もれる広告』から『見つかる求人』へ。限られた予算を最大限に活かし、母集団形成の精度を劇的に高めます。

 

ヒューマンワークに問い合わせをする

人材関連コラム一覧に戻る

関連コラム