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Indeed(インディード)の掲載料はいくら?料金の仕組みを解説!

Indeed(インディード)の掲載料はいくら?料金の仕組みを解説!

目次

  1. はじめに
  2. 知っておきたいIndeed(インディード)の基礎知識
  3. Indeed(インディード)には無料掲載と有料オプションがある
  4. Indeed(インディード)掲載料金の仕組み
  5. 費用対効果を最大化するIndeed(インディード)運用の3つのコツ
  6. まとめ

はじめに

印象に残るテレビCMでおなじみのIndeed(インディード)。

利用してみて「意外に効果が上がらない」と思っていたり、仕組みや料金がわからないため利用に踏み切れないと考えていたりする人事・採用担当者の方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、企業で採用を担当する方へ向けて、Indeedの料金はどういう仕組みか、どうすれば有効活用できるかを解説します。

知っておきたいIndeed(インディード)の基礎知識

Indeedは、世界最大級の規模を持つ求人情報専門の検索エンジンです。インターネット上を巡回(クローリング)し、各サイト上の求人情報を取得して利用者に提供します。また、企業が直接Indeedに求人情報を投稿することも可能です。

本社所在地はアメリカですが、2012年に株式会社リクルートホールディングスの完全子会社となり、日本ではIndeed Japan株式会社が事業を展開しています。月間訪問数が4,150万人を突破する、国内最大級の求人情報サービスです(Similarweb、2022年7月総訪問数)。

Indeedは、SEOが適切に行われているサイトです。Googleなどの検索エンジンで求人情報を探したときに検索結果の上位に表示されるため、求職者にクリックされやすい特徴があります。

ユーザー数の多さ、クリックのされやすさはマッチング機会の増加につながるため、採用活動にIndeedを利用する価値は高いといえるでしょう。

Indeed(インディード)には無料掲載と有料オプションがある


Indeedへの求人情報の掲載は無料で行うことができますが、有料オプションを付ける場合のみ料金が発生します。有料オプション(有料掲載)は、スポンサー求人と呼ばれています。

無料掲載から有料掲載への変更も、有料掲載から無料掲載への変更も、いつでも可能です。ここでは、まず無料掲載と有料掲載のポイントと注意点について見ていきましょう。

無料掲載のポイントと注意点

無料掲載でも、企業ページ、Web面接、候補者一括管理という3つの基本的な機能は使えます。企業ページは、Indeed内に作成できる自社紹介のページです。

候補者一括管理は、応募者を一覧で管理できる機能で、他ルートからの応募者リストのインポートや、応募者へのメッセージ送信などの機能が備わっています。

無料掲載は、Indeedを試しに使ってみたい、求人情報は出しておきたいが採用は急がないという場合におすすめです。また、求人広告予算の確保が難しいときにも、無料掲載のメリットは大きいでしょう。

ただし、無料掲載では、業務委託だけの求人やタイトルのわかりづらい求人、1職種について2求人以上などの求人は掲載されないといった制約があります。これらの求人を掲載するには、有料掲載を利用しなければなりません。

Indeed(インディード)の有料オプション(スポンサー求人)のポイントと注意点

有料で掲載された求人情報には「スポンサー」と表示されます。有料掲載では、求人情報の表示回数が無料掲載より多く、表示期間も長くなります。それにより、求職者に対する訴求力は無料掲載に比べて高くなるでしょう。

有料掲載では以下の機能を利用できます。

・スポンサー求人の効果を分析できる「パフォーマンスレポート」
・求人広告の予算を自動的に最適化できる「自動入札ツール」
・企業ページをリッチにできる「企業ページプレミアム」
・検索結果の自社求人情報への企業ロゴ表示

効果測定・分析や予算の最適化などを行なえることから、採用を急いでいる場合、他の求人媒体やIndeedの無料掲載で思ったような効果がなかった場合は、有料掲載がおすすめです。

ただし、Indeedに投じた広告予算を有効に使うためには、有料掲載の機能を使いこなして採用活動を行なう工夫が必要になり、そこにリソースを割かねばなりません。したがって、人手が足りない企業が始めるにはハードルが高く、それが難点といえます。

Indeed(インディード)掲載料金の仕組み

続いて、有料掲載を利用する際の掲載料の仕組みについて解説します。

有料オプション(スポンサー求人)はクリック課金

Indeedの有料掲載では、クリック課金制が採用されています。求人情報が利用者にクリックされるごとに、クリック単価が課金される仕組みです。

クリックした求職者のうち、実際に何人が応募して採用につながるのかは別の問題になりますが、採用につながる初動のアクションに対してのみ料金がかかるということです。これは、企業側にとって無駄が少ないといえるでしょう。

有料オプションには自動調節設定と手動設定がある

Indeedの有料掲載では、クリック単価の設定方法を自動調節設定と手動設定の2種類から選択できます。どちらの場合も、有料掲載に対して支払う総額の上限を、予算として設定します。

自動調節設定

自動調整設定では、クローリングと直接投稿どちらの掲載方法でも利用可能です。自動調節設定を選択すると、設定予算内でクリック回数が最大になるよう、クリック単価が自動的に調節されます。

予算は、平均予算日額または月額予算で設定します。

平均予算日額を超えると、その日は求人情報が掲載されなくなり、月額予算を超えると、その月は掲載されなくなる仕組みです。予算を超過した場合でもIndeedからの通知はありません。

原則として、設定する予算額が多いほど、より多くのクリックを期待できます。

自動調節設定は便利ですが、クリック単価に上限がないため想定外に高くなる場合があります。また、ステータスを「募集終了」か「休止中」にしない限り、予算消化後の不掲載期間を除いて、するまで掲載が継続する点にも、注意が必要です。

手動設定

手動設定は直接投稿のみで利用可能です。求人広告予算を設定し、求人広告予算がすべて消化されるまで、掲載が継続します。

求人広告予算では、ワンクリックにつき支払う上限金額(上限クリック単価)を15円~1,000円の間で設定できます。

手動設定の上限クリック単価は入札制

手動設定を選択した場合には上限クリック単価を設定します。

クリック単価は競合他社の入札単価によって変動し、入札によって決まった単価が自社の上限クリック単価より高い場合には、求人情報は掲載されません。そのため、上限クリック単価を高めに設定しておけば、求人情報の表示頻度が上がる可能性が高まります。

また、上限クリック単価は求人・求職の需給によって決まる相場ものです。業種や職種、地域によっても、クリック単価の水準は異なります。

Indeed(インディード)と従来型の求人サイトでは料金体系が違う

従来型の求人サイトに求人情報を掲載する場合の広告費は、掲載期間や掲載場所によって決まる固定費用であることが一般的です。それに対し、Indeedの料金はクリック課金制で、クリック数に応じて変動します。

そのため、Indeedの利用にかかる採用コストは、以下のようにクリックからの応募率と応募者の採用率を想定することで計算可能です。

1.クリックして求人情報を見た求職者の応募率と、応募者からの採用率を想定して採用人数を算出する
採用人数=クリック数×応募率×採用率

2.次に、想定採用人数に必要なクリック数を算出する
クリック数=採用人数÷採用率÷応募率

3.クリック数に平均的なクリック単価をかけて、採用コストを算出する
採用コスト=クリック数×平均クリック単価

この金額をIndeedに設定する予算額とすることもできます。

費用対効果を最大化するIndeed(インディード)運用の3つのコツ

有料掲載を利用する場合は、運用をしっかり行なって費用対効果を高める必要があります。

しかし、実際にIndeedを使ったことがなければ、どのように運用すれば良いのかわかりにくいかもしれません。そこで次に、Indeedの運用について解説します。

Indeed(インディード)運用のゴールはどこにあるのか

Indeedの運用は、Indeedを使いこなして効果的・効率的に求人情報を展開し、希望する人材を採用することが目的です。

具体的には、以下のような目標があります。

・求人情報を目立つ場所に表示させ、かつ表示される頻度を高くする
・求める人材に求人情報を見てもらう
・求人情報を見た人に応募してもらう
・予算を有効に使う

これらが行えているかを知るには、表示回数、クリック率、応募数などが指標になります。

Indeed(インディード)の運用で具体的に何をするのか

Indeedを効果的に運用するには、PDCA(PLAN→DO→CHECK→ACTION)のサイクルを回し、求人情報の内容見直しや料金調整などを行なう必要があります。ここでは、運用のコツを大きく3つに分けて紹介します。

利用者のニーズに沿った求人票の作成

Indeedは利用者の利便性を考慮して検索結果表示の優先順位を決めるため、企業は求職者のニーズに合った求人情報を掲載することが必要です。具体的には、以下のようなことを行ないます。

・求人情報に、求職者が入力しそうなキーワードを盛り込む
・一目で仕事がわかるように職種タイトルを工夫し、関連タグを付ける
・具体的な情報をしっかり入れ、自社の強みや独自性が伝わる魅力的な求人情報ページにする
・採用ニーズに合わない求職者がクリックしないよう、業務に関係ない文言は入れない

また、このように利用者目線で作成した求人情報を掲載すると、利用者が求人に興味を持ち、応募へと進むことが期待できます。

料金の調節

求人情報が表示される場所や頻度は料金によっても変わるため、上限クリック単価や予算額の調節は必須です。

使える手法としては、以下の4つがあります。

・上限クリック単価の調節(手動設定の場合)
予算の範囲内でなるべくユーザーの目に触れる機会が増えるように、入札する上限クリック単価を調節します。

単価を高めにすれば表示頻度は高くなるものの、相場とかけ離れた高値は予算の無駄になるため、適正な水準を知ったうえで調節しなければなりません。

・予算額の設定・見直し
表示回数やクリック数が少ない場合、予算を使い切るのが早い場合には、予算額の増額で解決を試みます。無駄が生じないように、自社の広告予算をIndeedの予算にうまく振り分けることも大切です。

・無料掲載と有料掲載の切り換え
無料掲載で良い結果が出ない場合、有料掲載への切り換えで改善する可能性があります。逆に、有料にする必要がなくなった求人情報を、無料掲載に切り換えるケースもあるでしょう。

・手動設定と自動調節設定の切り換え
手動設定にすると、費用対効果を追及したクリック単価の調整ができますが、手間がかかります。

どちらが良いかは状況によって異なるため、必要に応じて切り換えるとよいでしょう。ただし、自動調節設定から手動設定への切り換えには、求人情報の再投稿が必要です。

分析レポートの活用

Indeedで利用できる分析データを活用して、採用活動の高度化を図ります。利用できるレポート類は以下の2つです。

・パフォーマンスレポート
・採用市場レポート

パフォーマンスレポートは、自社求人情報の表示回数・クリック数・平均クリック単価・応募数・応募あたりの費用などがわかります。これらの数値をもとにすると、スポンサー求人の効果が定量的に把握可能です。

採用市場レポートでは、Indeedの前月データをもとに、求人市場(職種×勤務地)別に以下の状況が確認できます。採用市場レポートで表示される項目は下表のとおりです。

項目名 内容

採用難易度スコア 採用難易度を表した数値
求人 クリックされた求人情報の数
求職者 求人情報をクリックした求職者の数 
求人あたりの求職者数 求人情報1件に対する求職者数の平均
求職者のデバイス モバイル(スマートフォン)経由でのクリックの割合
平均給与 求人の平均給与額
採用企業 求人情報を掲載し、求職者にクリックされた企業の総数
人気検索キーワード クリックにつながった人気キーワードランキング上位10
人気採用企業 クリック数が多かった10社のランキング

参考:Indeed『求職者が検索しているキーワードがわかる!? Indeed(インディード)の「採用市場レポート」機能の使い方』

これらのデータを活用して、利用者ニーズに沿った求人情報の作成や料金の調整が行なえます。採用市場の状況次第では、表現方法の修正にとどまらず、採用条件自体を見直すケースもあるでしょう。

運用には自社でする方法と代理店を利用する方法がある

Indeedの運用には、かなりの手間がかかります。運用したほうが良いとわかっていても、人員の不足などから後手後手になることもあるでしょう。そのようなときには、代理店に運用代行を依頼する方法もあります。

代理店に依頼する場合の運用手数料は、求人掲載費の約20%が相場です。代理店利用と自社運用のコストを比較する際に考えたいのは、自社運用にかかる人件費や、ノウハウを得るための研修費用・コンサルタント料などです。

代理店利用の費用対効果が高そうな場合は、代理店による運用代行を検討してみましょう。

まとめ

今回は、求人情報専門の検索エンジンであるIndeedの掲載料について解説してきました。

このコラムのポイントを整理します。

  1. 【POINT1】Indeedには無料掲載と有料掲載がある
  2. 【POINT2】有料掲載の料金はクリック課金で、自動調節設定と手動設定がある
  3. 【POINT3】手動設定のクリック単価は入札制
  4. 【POINT4】Indeedの費用対効果を高めるためには効率的な運用が必要

業は求人情報を無料でIndeedに掲載できますが、有料掲載にすれば採用活動をより有利に展開できます。

有料掲載で効果を上げるためには、Indeedを効率的に運用することが必要です。運用する人員が社内で不足する場合には、代理店の利用を検討してもよいでしょう。

株式会社ヒューマンワークは、安心してIndeed運用を任せていただける「Indeed特別認定パートナー」です。Indeed運用を検討されている方は、以下からお気軽にお問い合わせください。

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