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人材関連コラム

2020年06月03日

緊急事態宣言は明けたけど・・・飲食店の勝ち筋は「テイクアウト」

緊急事態宣言は明けたけど・・・飲食店の勝ち筋は「テイクアウト」

目次

  1. はじめに
  2. 消費者の動きはどう変化したのか
  3. 消費者の関心はどこへ向かっているのか
  4. 「テイクアウト」で成功するために
  5. 「テイクアウト」のポイントは「情報の充実化」
  6. まとめ

はじめに

4月上旬に緊急事態宣言がなされてから、日本ではオンオフ問わず極力不要不急の外出を避ける対策を行ってきました。結果、1か月半あまりで緊急事態宣言解除となったわけですが、経済は停滞しコロナウイルスの関連倒産は6/2時点で全国で205件にものぼっています(帝国データバンク:新型コロナウイルス関連倒産)。
ホテル・飲食業界は特に打撃を受けており、コロナウイルス流行前と同様のサービスを再開しても引き続き外出を避ける動きが続くと予測されるため以前のように売上を取り戻せないのではないかと思います。
今回のコラムでは、その中でも飲食業界に着目し今できることをご紹介したいと思います。

消費者の動きはどう変化したのか

まず、コロナによって消費者の生活の変化について各アンケートのデータを用いて見てみます。

外出しないようにしている人「40%」

国立情報学研究所などによると、どれだけ外出を自粛したかを表す「自粛率」は全国的に今年1月と比較して40%程度を推移しており、不要不急の外出はしないようにしていることがわかります(国立情報学研究所など:外出自粛の見える化)。

支出額「増えた」30%

支出については、全体の30%程度の人が「増えた」と回答し、その内69%の人が「食費」が増えたと回答しています。休校や在宅ワークによって食事回数が増えただけではなく、デリバリーなどの利用回数も増えたようです(LINE家計簿:新型コロナウィルスの影響による 家計の支出の影響について)。

SNS利用「増えた」35%

コロナウイルス拡大以降、SNSの利用が増えたかというアンケートに対して、「減った」と回答した人は全体の2%程度にとどまりました。一方、「すごく増えた・増えた」と回答した人は34.5%、「変わらない」と回答したのは63.7%と、SNSの利用時間は増加傾向であることがわかります(アライドアーキテクツ株式会社:新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う外出自粛に関するアンケート)。

消費者の関心はどこへ向かっているのか

検索が増えているキーワード

総理大臣記者会見が行われた2月29日。それ以降、コロナウイルスと連動して検索数が増えているキーワードは「リモートワーク」「テレワーク」などの在宅勤務系や、「おうち時間」や「新商品」など、家での過ごし方を充実させるためのキーワードが多いようです。

飲食系では「テイクアウト」が断トツ

家を充実させるキーワードに加え、「テイクアウト」の検索数も上位に。

Googleトレンドによると、「テイクアウト」での検索数は今年1月の第一週と比べて2月末は約10倍ほど増えています。年末年始は自宅で過ごすことも多く、デリバリーも含めるとかなりの需要があるように思いますが、それよりもかなり増えていることから明らかに別の要因が影響しているといえます。また、検索数がただ増えているだけではなく、上り幅を見るとコロナウイルスの検索数のそれと相関していることがわかります。
緊急事態宣言が解除され、百貨店なども再開する等で少しずつ外出が増えていくと思いますが、長時間他者と同じ空間で過ごす飲食店ではまだまだ「テイクアウト」の需要が続いていくと考えます。

まずは消費者に知ってもらうことが大切

実際に「テイクアウト」への関心が高いことが伺えましたが、サービスを開始して成功するためにはまず消費者に知ってもらうことが必要です。
ただ、売上が下がっている今、家賃や光熱費などの支払いが優先となり広告宣伝費にはお金をかけられないというお店も多いかと思います。テイクアウトアプリを使う手もありますが、提携料などを支払う場合もあり、なかなか手を出しづらい現状です。

「テイクアウト」で成功するために

知るきっかけは「SNS」

「インスタ映え」などの言葉が市民権を得ているように、美しい写真やサービスの感想をSNSに載せその投稿を見た人がお店を訪れる、という連鎖で人気となった飲食店は数多くあります。
そのように、消費者が飲食店を知るきっかけになるのは「SNS」からの導線が圧倒的です。特に、写真がメインの「Instagram」や、自分以外の人が投稿した内容を拡散しやすい「Twitter」での認知が多いようです(でじまる館長ブログ:新型コロナで大変な飲食店へのご提案)。

SNSの利用方法

ただ掲載するだけではなく、うまく広めるには工夫が必要です。

ハッシュタグを利用する

店名や料理の写真はもちろん、ハッシュタグ(#)をつけて関連キーワードで検索する人に見つけてもらうようにしエンゲージメントの高い投稿にすることが必要です。
< テイクアウト店舗におすすめのハッシュタグ例 >
#〇〇(地名)
#テイクアウト
#家飯
#〇〇(料理名、ジャンル)
#エール飯

SNSの特性を生かす

SNSでは、話題のキーワードを取り上げる機能があり、そのキーワードからの流入も見込めます。例えば、Twitterであれば一定の時間でつぶやいた数や検索数が多かったキーワードをピックアップ(通称トレンド)し、リアルタイムで発表しています。
Twitterをよく利用するユーザーは、そこから各々の投稿へたどり着くことも多いようです。
< トレンドにランクインしやすいハッシュタグ例 >
#朝ごはん
#昼ごはん
#夜ごはん(ご飯)
#曜日
上記のハッシュタグは、毎日のようにTwitterトレンドに入っているため、前述したとおり一見関連のないユーザーからの閲覧も期待できます。

「テイクアウト」のポイントは「情報の充実化」

十分な情報を提供することが大切

SNSを使っているけれどなかなか注文が増えないといった場合は、情報が不足していることが原因かもしれません。
今一度、下記の情報が不足していないか確認しましょう。
< SNS投稿時の必須情報 >
・営業時間(注文可能時間)
・問い合わせる場合の連絡先
・メニュー一覧
・値段
・注文方法
・注文からできるまでの時間
・美味しそうな料理の写真
・衛生管理や清潔さ
・その他注意点(売り切れの場合は早めに注文締め切りなど)
現在でいえば、衛生管理の観点も大きくなっていると考えられますので、どういった管理をしているかというのも普段から投稿しておくとよいかもしれません。投稿を見ただけで注文できるように気を付け、潜在的なニーズを逃さないようにしましょう。
また、家族構成は様々ですので、メニューのターゲットの幅広さ(子供、家族、一人暮らし)もあるとよいでしょう。

SNSでできること

さらに、毎日同じ時間帯に投稿することで消費者に頻繁に思い出させることが売り上げにつながります。
現在は環境の変化で多少の差はあるかもしれませんが、SNSの閲覧数が多い時間帯は6~8時、12~14時、18時~翌2時。その時間帯に投稿することでお店に対しての認知を高めましょう。
また、フォローしてもらったら割引、というのも他の飲食店との差別化ができてよいかもしれませんね。

SNSでできないこと

外出自粛が続く中、家でできるフィットネス用品の売れ行きも好調なようです。家族で散歩をしている光景も多々見かけるようになりました。
ネットだけではなく、実際に店の近所を歩いている方や営業時間外の顧客などを逃さないようにするには、お店の軒先に営業時間外でも見えるように簡単なチラシを貼っておくことがおすすめです。
前述したテイクアウト情報はもちろん、遠くからも見えるように大きめの字で記載する、シンプルなデザインを心掛ける等に気をつけましょう。
さらに、チラシにQRコードを付けることで、簡単にお店のSNSやHPを見てもらうことができるようになります。

まとめ

いかがでしたでしょう。
今回のコラムをまとめると以下です。

  1. 【POINT1】人込みを避け「おうち時間」を充実化させる動き
  2. 【POINT2】飲食では「テイクアウト」へ強い関心
  3. 【POINT3】知ってもらうには「SNS」
  4. 【POINT4】十分な情報を入れてお知らせしよう
  5. 【POINT5】「SNS」でできないところはこんなところ

外出自粛において注目されている「テイクアウト」。
サービスを開始している店舗が多々見受けられますが、値段の記載がなかったり、メニューがわかりづらかったりすると既存のデリバリー・テイクアウト専門店には太刀打ちできないと思います。
利用してもらうためには、利用者(消費者)が何を求めているのか、使いやすさはどうか、という点に着目してサービスの見直しをしていくことが必要ですね。

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