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今こそ改めて考える「パワハラ問題」

今こそ改めて考える「パワハラ問題」

目次

  1. 今こそ改めて考える「パワハラ問題」とは
  2. 「パワハラの定義」とは
  3. 実際に起こったパワハラ例
  4. パワハラを防ぐには
  5. まとめ

今こそ改めて考える「パワハラ問題」とは

鈴虫やコオロギの鳴き声が街に広がりはじめ秋を深く感じる季節になってきました。
穏やかな気持ちで過ごしたいこの季節ですが、最近、世間では穏やかではない行為が話題になっています。
というわけで、今回は職場で特にトラブルが起きやすい『パワハラ』問題について考えてみたいと思います。

「パワハラの定義」とは

2000年代初頭から一般的に認知されはじめた「パワハラ」という言葉ですが、その「定義」とは一体どんなものでしょうか。
厚生労働省では下記のように定められています。
「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為」
(引用元:あかるい職場応援団|パワハラの定義)
わかりやすくまとめると、パワハラとは『地位や権力を利用した嫌がらせ』とも言えますね。

実際に起こったパワハラ例

それでは、実際にどんな行為を行うと「パワハラ」になってしまうのでしょうか。
この項目ではパワハラの定義に則った代表的な行為をまとめてみました。
~ 実際にあったパワハラ例 ~
◇極端に低い評価をつける(職場での優位性を利用した行為)
◇就業時間内に終わることが不可能な仕事を任せる(業務の適正な範囲を超えた指示・命令)
◇他の社員が見ている前で怒鳴る(相手に対しての著しい精神的苦痛)
他にも、蹴られた・叩かれた、挨拶を無視された、GPSで行動を監視された、など職場により様々なパワハラ行為が行われています。
たとえ「今現在起こっていない」もしくは「直接自分が関わることはない」という環境の中でも従業員同士でパワハラ問題が起こるリスクは常に考えておく必要があります。

パワハラを防ぐには

ここまでの項目を見てもデメリットしかないパワハラ問題。
そんなパワハラを防ぐための対策はあるのでしょうか。
まず優先して考えるべきは社内での「コミュニケーション」。
経営者自らが社員と対等な関係づくりを進め、個々の社員がしっかりと意見を言える環境づくりこそが「一方的な権力を振りかざす暴力」を防ぐことにつながります。

まとめ

今回のコラムにおけるポイント

  1. 【POINT1】パワハラとは「地位や権力を利用した嫌がらせ」
  2. 【POINT2】パワハラが起こるリスクは常に考えておく
  3. 【POINT3】一番有効なパワハラ対策は「コミュニケーション」

いかがでしたか?
パワハラ問題は当事者だけではなく、まわりで見ている人達にも影響を与える極めて不快な行為。
ストレスや人間関係の悪化により退職率の増加を引き起こすなど、職場環境にとってプラスになることはありません。
一人ひとりと密にコミュニケーションをとりながら、全員が穏やかな気持ちで働ける環境をつくりあげたいものですね。

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